SEOライティングと普通の文章は何が違うのでしょうか。SEOライティングは検索順位を上げるための文章となります。もちろん人を惹きつける文章、読ませる記事を書くのは当然。今回はSEOライティングにおける基本となる書き方をご紹介します。
書き方その1.文法を正しく
文章がうまいと呼ばれる人は、往々にして「中学生でも読める文章」を心がけています。それはどんな文章かというと、「国語・文法が正しい文章」と言えます。日本語は大きく分けて主語・修飾語・述語に分かれていて、一つの文節は「、」と「。」で区切られます。最低限これを注意すれば、読みやすい文章を作ることができます。
ちなみに、よくある質問に「グーグルが日本語の文法を把握しているとは思えない」という点があります。しかし、よく考えてください。ワードには自動の文章校正・誤字脱字チェック機能がついていますよね。日々進化しているグーグルが日本語を把握できていないとは考えられません。
書き方その2.コピペは厳禁!ただし結果としてはあり得る
これはほぼすべての人が知っているかと思いますが、コピペは厳禁です。一昔前までは、コピペをしたら、その記事の評価が下がり、検索順位を落とす形でした。しかし、現在はコピペ記事が掲載されているサイト自体の評価が下がり、すべてのコンテンツの検索順位が下がる傾向にあります。
ただし、1%もコピペをしないというのは、まず不可能です。ありがちな文節というのは必ずありますので、一部分が偶然同じ文章が使われているサイトがある、というのは至極自然です。正確な統計はありませんが、記事全体の3~7%は似通った文章が見つかっても仕方ないのかな、といった肌感触です。全体的にオリジナル記事であれば、問題ないでしょう。
書き方その3.キーワードはどのくらい文中に入れるか
こちらも依然と比べるとかなりグーグルアルゴリズムの変化が顕著にみられます。私がSEOライティングとして駆け出しだった12~4年前は、「1つの記事に最低12個以上のキーワードを入れる」と習いました。しかし、昨今はキーワードの数を指定してくるクライアントはいませんし、私もクライアントには「記事中のキーワードの数は対して意味がありません」と答えています。
基本的に検索順位に大きな影響がある要素は、タイトル>h1>>h2となります。そのため、h3以下のタグや本文中に不自然なキーワードを入れるよりは、タイトルタグ、h1タグ、h2タグにそれとなく入れておけば問題ないと考えられます。ちなみにSEO対策のコンサルタントの中には、h2も検索順位には影響しないという人もいます。
プロライターがSEO対策を覚えたら無敵
私のような商業出版もしているプロのライターがSEOライティングを本業に請け負っているのはごく稀。プロのライターは紙媒体こそが至高と考えているので、ウェブライティングにはあまり興味がないというか、下に見ている傾向があります。そのため、ほぼすべてのプロライターはSEOライティングの書き方を知りません。一方、SEOライティングを得意としている人は、プロライターのような正しい文法を知らず、正直言うと文章が下手です。しかし、文章力というのは一朝一夕でスキルが向上するものではありません。一方でSEO対策は言ってしまえば覚えるだけ。ですので、プロライターがSEO対策を覚えたら、非の打ち所がないユニークコンテンツ(オリジナル記事)の出来上がり。検索順位に上がらない理由がないのです。
番外:以前SEOライティングを外部ライターに依頼したときの話
私は自分自身でも複数のウェブサイトを運営していて、いままで20~30人ほどのSEOライターに記事を依頼してきました。「いつも弁護士サイトに記事を投稿しているので、文章には自信があります」、「SEOライティング歴5年で、大手ウェブサイトの記事も手掛けてきました」そんなPRを信じて記事をお願いしてきたのですが、正直言うと、90%は期待外れでした。
残りの10%は主婦(ママさん)ライターが、いい意味で期待を裏切る記事を書いてくれました(笑) 文章はもちろん下手なのですが、主観的なブログ調で自由に書いてくれとお願いしたところ、とても人を惹きつける文章を書いてくれました。私には書けない文章だったので、勉強にさせてもらいました。