seoの世界にはブラックハットとホワイトハットという2つのタイプがあるのをご存知ですか。簡単に言えば悪いseo対策と良いseo対策。今回は両者の違いをご説明します。
ブラックハットSEOとは
ブラックハットSEOとは、結論から言うと「Googleが不正行為とみなしているSEO」です。Googleがwebサイトの検索順位を上げるときは、独自のアルゴリズムに基づいてサイトを評価します。その評価を不正に高くする方法(seo対策)がブラックハットと呼ばれています。
いまでも残る「被リンクを買う」はブラックハットの典型
SEOコンサルタントの中には、「被リンクを売ります」と言う業者もいまだあります。これは数年前まではサイトの評価に被リンクの数が非常に重要なポジションを占めていて、被リンクの数だけサイトの評価が高くなる傾向にあったため、多くのサイト運営者がお金を出して被リンクを買っていました。これはもちろんGoogleからすると違反行為なので、被リンクを買うSEO対策はブラックハットとみなされています。ちなみに最近は被リンクを売る業者は少なくなりましたが、いまでもやはりありますね。
キーワードの詰め込みすぎも実はブラックハットの1つ
もしかすると、SEOコンサルタントの中には「文章の中にキーワードをできるだけたくさん入れるようにしてください」とアドバイスをする人がいるかもしれません。しかし、実はこれもブラックハットの1つ。一昔前までは、「1つの記事にキーワードを20個以上」などが普通言われていました。しかし、このようなキーワードを詰め込む文章は記事の品質を落とすことになるので、いまではGoogleはしっかりと規制の対象としています。
ブラックハットSEOは徐々に減少している
しかし、昨今のGoogleは非常に優秀。1年に何度か大小のアルゴリズムが更新されますが、それによってブラックハットSEO対策をしていたサイトは検索順位から外れるようになりました。2018年くらいからブラックハットという言葉自体があまり聞かなくなりましたし、今後もブラックハットSEOは淘汰されていくことが予想されます。
ホワイトハットSEOとは
冒頭で「良いseo対策」と説明したホワイトハットSEOは、いうなればブラックハットと真逆のseo対策となります。ここで紹介しているseo対策はすべてGoogleのガイドラインに沿ったseo対策ですが、これらはすべてホワイトハットSEOと呼ぶことができます。シンプルに言えば「違反のない普通のseo対策」です。
被リンクはナチュラルリンクを目指す
被リンクは業者から買う必要はありません。基本的にナチュラルリンク、つまり自然に身を任せるのが一番です。検索順位が上がってくれば、記事を読んだ読者が参考にしてアンカーテキストを入れてくれるかもしれませんし、昨今のseo調査によると、被リンクの数には天井があるようです。例えば被リンクによるseo評価は30個が天井で、それ以降は検索順位に直接は影響しない、という説が通説。確かに大手サイトになると被リンクの数が2万も3万もありますが、小さなサイトに検索順位で負けていることはよくありますよね。
文章は自然に。h1&h2tagだけ意識する
キーワードの詰め込みも最近は評価を落とす対象となります。基本的に普通の文章を書いていれば、1つの記事にキーワードが5~10個くらいは入るのかなと思いますが、それで問題ありません。ただし、記事のタイトルとなるh1tagは必ず意識しましょう。また文章中の見出しとなるh2tagもできるだけキーワードを入れるといいかもしれません。しかし、1つの記事に10個のh2tagがあり、そのすべてにキーワードを入れるのも不自然となるので、半分から3分1程度含んでいればいいでしょう。